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2015年6月6日土曜日

60歳の痩身日記 親父

(15-6-6投稿 15-6-更新)
私の親父は
世の親の例にもれず
子煩悩だった

私に対して何も
父親らしい言葉を
かけてくれた事は
無かったが
それは自身に経験が
皆無だったからだ

母の話しでは
父が中学生くらいで
両親を
引き揚げ船の中で
亡くしているのだ

育ち盛りの子に
食べ物を与えて
自身達は...
と言う事だったらしく

思い出すのも
辛い

親父は私に祖父母の
事を一言も残さず
亡くなった

一番の思い出では
新しモノ好きの
父がバイクの
ガソリンタンクの上に
私を乗せて
走らせた記憶だ

多分やっと
乗れるくらいの
年齢

とにかく寒くて
お漏らしした
記憶が残っている

父の我が子を
乗せて走らせたい
その
思いや嬉しさが
本当にひしひしと
伝わってくるのだ


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