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2017年2月3日金曜日

60歳の痩身日記 「トラオ」を読んだ

(17-02-03投稿)
「トラオ」が届いた

  • 著者青木 理
  • 価格¥ 689(2017/02/03 12:23時点)
  • 出版日2013/11/06
  • 商品ランキング52,698位
  • 文庫349ページ
  • ISBN-104094120475
  •                                                                                    ISBN-139784094120479
  •                                                                                    出版社小学館

最初のページから
その壮絶さが伝わってくる

眼球を動かす以外は
唾を飲み込む(嚥下する)事すら
出来ず

24時間体制で医師や

彼の「言葉を目の動き」で
読み取り
書き写し…

眼球と脳だけが
生きていると言って
大袈裟ではない


五体不満足の乙武洋匡さんの
本も読んだが

乙武洋匡さんは
日常生活に
補助は必要だが
移動も自身で出来る

ところが
「トラオ」氏の場合は
土の中に埋められて
目だけ動かせる

やがてその眼球を
動かす力さえ
奪われる

想像するだけで
息がつまりそうになる

身体が硬直してしまう

思わず私が過去に受けた
「白内障の手術」を
思い出した


ベッドに身体を動かさないように
ベルトで腕と足を固定され

唯一眼球だけは
医師の指示で動かす必要がある

(白内障の手術は
簡単に言うと
水晶体が白く濁って
人口のモノと入れ替える手術)

つまりは
この状態が
回復する事なく
命が尽きるまで
続くのだ


しかも「トラオ」氏は
徳洲会という病院の巨大組織を
動かしている

年中無休 24時間営業
全国に280余りの医療施設
2000人の医師
2万5000人の職員総数

裸一貫で築き上げた


死の淵に追いやられ
何度も奈落につき落ち
そうになりながら

一人でも多く患者さんを
助けようとしている


私がコレを読むのは
怖いもの見たさや
単なる好奇心だけでは無い

また
現在の自分に置かれている
状況がどんなに
恵まれているか?

その確認でも無い

意識が
思考が現実化する事

人の可能性を
知りたいと思った


つまり
意志や思いや考えを
伝えられれば

脳だけでも
(脳が活発でなければ
ならぬが)

生きられる

そして
人を幸せに出来
貢献も出来る

究極である

「トラオ」氏は医師であり
周りも医師」
自身がALSと分かったおりに
「治せないのか?」と


私は
3つの想像をしている

1.脳死した健康な(脳以外は異常が無い)身体が
献体されて
「トラオ」氏の脳が移植できたら?

「トラオ」氏の性格と言うよりは

私が「トラオ」氏ならば

「その時まで」いや
移植出来た
「その先の先まで」

生き抜いてやると
決意する

2.「トラオ」氏も
あのホーキング博士も
分野や専門性が違えど
最先端を走っている

その頭脳や思考に
身体が付いて行けなくなった
もしくは
必要が無くなった

ALSに罹患される方の
共通項だとしたら?


本から引用すると

「トラオ」氏の人生の3原則が
”早飯 早ぐそ 貧乏ゆすり”
出そうである

”トイレからズボンのチャックを閉めずに
出てくるのは当たり前

信号が赤でも迷わず進む”


3.私自身直接間接的に
社長業の方に
沢山お会いしているが

あるレベルに到達すると
神々しくなる

と言うか

もう欲望と言うモノなどは
消え去って
どう世の中を良くして
自身と組織がどう動けば…

つまり
創造主の様な

いや
まさしく創造主そのもの


石原慎太郎氏が本の中で
「トラオ」氏を評して
”神が選んで試練を与えた
人間がにんげに強さを伝えるために
選んだ人間”と


あっという間に1月が過ぎて
しまいました
色んな偶然が重なって
日々の出来事が
起こっている様に

思えますが

私には丁度良いタイミングで
物事が起こりつつあります

^ ^

「トラオ」

今年前半の私のベストブックス

と言うより

死はそこにあり
全身全霊
全力で生きる見本として

私の座右の書に加えた

そして
目の前の本棚を整理して
いつでも手に取れる状態にする


(1502)



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